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いま悩める若き君へ

  • 執筆者の写真: 仁史 森本
    仁史 森本
  • 9月30日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。

今日は少し自分のことについて書かせてください。

(少し長くなるかもしれませんがお付き合いいただければ…)


私は高校時代に学校へ行けなくなり、中退した過去があります。

今となれば簡単に話せるその一言が、その痛みが、10年以上私を縛り付けていました。


原因は色々ありますが、私は生まれつき左目が弱視で斜視があるため、小・中学校は直接いじめられはしなかったものの、容姿をからかわれたり、陰口を言われることもありました。

ただ、外見のことなどでいじめられている周囲を見て、自分が次のターゲットにならない方法を必死で考えました。もともと運動が苦手だった私は、結果、自分の時間をすべて勉強につぎ込みました。「優等生」であることが最強の逃げ方だと判断したためです。

(今、学習塾ができているのもその時の勉強量のおかげです。)


ただ、やはり積み重なったストレスで高校3年の春に心が限界となり、不登校からの退学となりました。


そんな苦い経験。消したい過去。もし叶うなら車道を走る車が突っ込んできてくれないか。

何事も無駄じゃないといわれても、当時はどんな名著も名曲も心に届かない、そんな日々を過ごしていました。


それからずっと、不登校や中退をひたすらに隠して生きてきましたが、時代の流れなのか、自分が年を取ったのか、このままでは本当に無駄になってしまうと考えるようになりました。


自分の経験やあのとき感じた痛みは、同じじゃなくてもきっと伝わる人がいる。

今は届かなくても、少しずつ少しずつ沁みてゆく言葉がきっと私だからこそ言える。

自分がハンディをもって生まれ、その結果、多くの人と違った道を余儀なくされたのは事実ですが、そのことを「なかったことにしてしまったら」、誰があの日の自分を肯定してくれるのか。誰が今の自分を信じてあげられるのか。そう考えるようになりました。


私にはいまやりたいことが2つあります。

一つは将棋広場NeSTをもっと盛り上げるということ。

そしてもう一つは、今も不登校や中退という事実に苦しむ若い世代への「心の居場所」づくりです。

多分ですが、心は戦いたいのに体が戦えない、そんな感じではないでしょうか。

そんなバラバラになっている心が、ここで少しでも休まれば…そう思っています。


そしてこれは偶然なのですが、NeST(ネスト)には「巣」という意味があります。

私は専門のカウンセラーでもないですし、その分野に精通しているわけではありません。

あくまで一人の経験者です。

だけど、だからこそ、この場所は家でも学校でもクリニックでもない、でも何か落ち着く。あの日の自分なら行きたくなるような、そんな場所を作れたらいいなと思います。


もし、これを読んでくれた方で、少しでも共感し、また今後の活動を応援していただけるようでしたら、下のハートマークをそっと押してください。

もしくはお気軽にご連絡くださいね。


ここまで読んでくれてどうもありがとうございました。


森本 仁史

 
 
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